ノムさんのぼやきは教訓的ですが…

中途半端に休みが取れたので近場で秋を感じたいと、
福知山市の長安寺に出かけました。
日没までに3時間足らずということで今日はここ一カ所で。
生憎天気も悪く、錦も心なしか彩度落ち気味。
ので、コントラストを上げて彩度の引き上げ。

デジタルってこんな事も簡単に。
誰でも写真ができる事になったのは良い事なのですが、
弊害も多くなった気もします。
その一つに用語の誤用が目につきます。例えばレタッチ。
自称プロとおっしゃっている方の中にもあるのですが、色を変えたり
コントラストをいじったりをレタッチとおっしゃる。これは色調補正といい、
レタッチ以前の作業です。
Raw画像の現像の段階での作業をそのように仰るのかと思うのですが。
広い意味でそのようにいえなくもないのでしょうが、違和感ありです。

残念なのは用語だけではなく、
関わるすべてがカオスの中に投げ込まれてしまった様に思える事です。
鞠を持ったり、傘をさしたり、刀を振り回したりが写真館の写真で、
それをしないのは古臭くお決まりのパターン写真だとの決めつけがあるのでは。
又、お衣裳屋さんの中には特設スタジオを作り撮影されているところも
少なくありませんが、都会の若手の評判の良いカメラマンとのうたい文句ですが、
そんなお忙しい人気カメラマンが、少なくないリベートを払い、
間に合わせの設備で良いお写真をお撮りになるのでしょうか。
私などもう20年もこの仕事ができる訳もありませんが、
若手で頑張って勉強されている仲間も多くあります。
諦めないで良心に従って頑張っていただきたいのです。
老骨だって頑張っているのだから。
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