ラン

天気は悪くなかったのですが黄砂のせいでしょうか、
期待の琵琶湖ビューはほとんど見えない状態でした。
でも遅めの満開の桜に出会えたのですから、
満足すべきでしょう。
椿も満開で、山も微笑んでいるというところでしょうか。
またまた悲惨な事故が起こりました。
7年前のJR尼崎事故もこの季節でした。
人為事故ではないものの、昨年3.11大震災では
2万人にも及ぶ死者、行方不明者、起因犠牲者が
出ました。この美しい季節にこんな悲しみと苦しみが、
あまりにも皮肉すぎます。

延暦寺にお参りさせていただきました。
理不尽に与えられた苦しみ怒りを、我が身に置き換えただけで胸が苦しくなります。
大変な事をしたとの18才少年の言葉にやり切れなさも思います。
奪われた命は何をもってしても補いきれないのです。

加害者の親としてどうすれば良いかと考えました。
どのような処遇、対応を受けようとも只々お詫びする意外にないのではないかと
思うのです。
償い(それが不可能としても)の人生を送る以外できる事があるでしょうか。
ここ比叡山の歴史を思い返してみて複雑な思いに駆られました。
ただどんな時も、人が意志を持って人の命を奪う事だけは避けたい、そう強く
思います。
何の脈絡もありませんが、長渕剛さんの「ラン」は私の好きな歌の一つです。
スポンサーサイト